チャンスを逃した話

まどろみの館

23歳まで彼女が出来なかった。

原因は中1の時の隣の女子の一言だ。

「アヌスって不細工よね。
私、6年生の時から気持ち悪いって思いよったんよ。」

なんの脈絡もない所から発せられた一言。

茫然とするアテクシ。

「ねえねえ。美香ちゃん。そう思わん?」

仲良しの門田美香ちゃんに同意を求める徳永美穂。

美香ちゃんは心優しい子で、

「別にそんなことないと思うよ。」

と言ってくれた。

「ええ!絶対アヌス不細工よ。」

騒ぎを聞きつけ、お祭り野郎どもが集まってきた。

デリカシーの無い野郎ども

野郎どもが集まってキテ事の顛末を把握する。

「じゃあ、俺とアヌスとどっちがええ?」
「あんた。」
「じゃあ、俺は?」
「断然アンタ。」
「じゃあ、浜田とアヌスは?」
「う~ん・・・・どっちも嫌!」

野郎ども大爆笑。

アテクシは何も言い返せず、ずっと下を向いていた。

何も言い返せなかった。

それからというもの、アテクシは女が怖くなり

女とは喋らないと心に誓い、心を閉ざすことになる。

大学4年間彼女無しだがチャンスはあった

高校は男子校。

さらに女子との交流は途絶え、屈折していくアテクシ。

大学行けばきっと・・・

福岡に行き寮に入った。

同室の奴、隣の連中。

全員童貞。バリバリの童貞。

雑誌ポパイを買い、彼女を作る研究をしていた。

それを見ていたイケメンが、

「そんなんやから彼女できんので。
ホットドッグ読め。」

というのでホットドッグを買った。

後で判明するが、そいつもバリバリの童貞。

やはりポパイも必要だろうということで、そいつも納得し

2冊いつも買って、みんなと女心を研究していた。

1年で童貞達と離れ離れに

寮はずっといることもできた。

月~金、朝夕メシが出て家賃込みで5万。

皆旅立ち離れ離れになった。

サークルでも入ってれば強制的な飲み会等で出会いもあったんだろうが

入らなかったので1回もコンパは無かった。

どうすれば彼女が出来るんだろう・・・

悶々とした日々を続けていたが、車を買わねば免許を取らねば

話にならないと思い、教習所に通うことになる。

教習所で松永さんと出会う

苗字は松永で1つ下の20歳。

髪長くて地味目だがかわいい子だった。

公認ではなく、練習だけして現地に試験受けに行く教習所。

よく2人きりで相乗り練習していた。

こちとら徳永美穂に古傷付けれて癒えない身。

「こいつも俺の事不細工だと・・・」

声は震え挙動不審な受け答えにどうしてもなる。

「彼女いるんですか?独り暮らし?」

松永さんは気を使って聞いてきてくれた。

もちろん、気があるとかそういうのではなく社交辞令場繋ぎだったのかもしれない。

今のアテクシなら、松永さんのオマンキーをいただけたと思う。

しかし当時は憎き徳永美穂に傷つけられた傷おい人だったのだ。

トンデモな行動してしまうアテクシ

ある時期から、松永さんと会えなくなった。

来ないのだ。

そうこうしてるうちに、アテクシのカリキュラムは進み

試験に合格して免許を取った。

最期の教習所の日、もう松永さんに会えないんだな・・・

とバイクを止めて事務室に行こうとしたら

教習所のバス乗り場に松永さんがいた!。

松永さんも気付いてる・・!

アテクシは・・・

俯いて事務所に入った。。。

あの時、手を挙げて駆け寄っていれば・・・

アテクシとしては事務所で用事済ませて行こうと思ってた。

要するに・・逃げたのだ。

何がそうさせたかはわからない。

とにかく、後で・・待っててくれると愚かなアテクシは思った。

帰りのバスでそんなわけないのに・・

あの時なぜ普通の対応ができなかったのか

アホな行動をしてしまったのか

全ては徳永美穂のせいなのである。

あの1件さえなければ、アテクシのポコチンと

松永さんのオマンキーは連結していたはずなのだ。

松永さんも、

「目合ったのになんで・・・?」

と思ったに違いない。

心が痛い・・

40年前の徳永美穂の

些細な一言。

今も殺したいほど徳永美穂が憎い。

CM

あぬすさんはとっても善良で良い人

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