全てが終わり半年ほどたったころに、チャンが沈んだ声で
アテクシに電話。
沈んだ声でドリルと一緒にいると言ってきた・・
アテクシには見えていた
1990年中盤。
若者達のアクセスコンテンツはポケベル。
携帯も1分300円とか高く、もう少しで出てくるPHSはウォーミングアップの段階。
上記ポケベルは後期の物で、当時は数字のみ。
暗号数字で皆やり取りしていた。０７２１１９１９とか。
アテクシの予想
「今ドリルと一緒におるんやけどな・・」
この時点で見当はついた。
・ドリルのポケベルに彼女から連絡
・それをチャンが見てしまった
・どうしていいかわからない
・アヌスを使おう
見たと言う事は、チャンも妖しいと思ってたんでしょうな。
ここでドリルを救ってやろうかとも一瞬考えた。
「ポケベルやろ？それ俺よ９０９２やろ？
俺とドリルの出会い系でアポ取れた時の暗号なんや。」
９０９２は巨乳ナースの自宅番号の下4桁。
これ言えば、おそらくドリルは助かったはず。
そこまでしてやる必要無いな。
で、自宅前に来た奴等の車に乗り込んだアテクシ。
予想的中
「あんな・・ドリルのポケベルに９０９２が入ったんじゃ。」
チャンは中学時代、何度も言うがおニャン子の写真集買うのが恥ずかしくて
アテクシに買いに行かせた。
大人になってからは、節操のない男と思われたくないから
アテクシに女子達の電話番号聞きの汚れ役をさせた。
まあ、やらされたというよりお人よしのアテクシが
自発的にやってたし美味しい思いは少しだけしたのだが。
さらに、ドリルに恋心抱いていた別の女の真剣な悩みを聞かされるのが嫌で
理由も言わずにアテクシの家にキテ
アテクシを乗せ、意味わからず同乗してしまい
相談に乗ってもらおうとしてた女子から
KYとしてアテクシは嫌われた。
いいかげんしろ！と。
無二の親友に直で聞けないから、汚れを呼んで真実を聞き出したい。
腹立ったから言ってやった。
反逆のアヌス
「俺は関係なかろが。
聞きたいんやったら自分で聞け。
お前いっつも自分が汚れずにええとこだけ取ろうとするよな。」
チャンは黙り込んでしまった。
「2人で話し合え。俺は関係ないど」
と言って、車を降りて徒歩で帰った。
地面が揺れていた・・
地震でもなんでもない。
ショックでグワングワン揺れていた。。
やっぱドリルの野郎密かに付き合ってたんだな。
同時期に喉やられてたのも、膣内ピクピクルポも・・
あの時からすでに・・全てが繋がった瞬間だった。
その後
しばらくして、ロッキーとマッキーが結婚。
チャンとドリルは折り合いつけたのでしょうな。
普段通りに戻っていた。どうやったんだ？
式にはアテクシは仕事で出れなかった。というより出たくなかった。
マッキーの親友である巨乳看護師も来るからだ。
チャンはロッキーの式に出るというよりは、彼女に会いたかったんだろう。
しかし、自分を振った女と横取りした男と同じ場にいる。
どういう神経してんだと？と正直思った。
彼女とドリルはそんな状況のなか付き合うことはできなかったのだろう。
実際はどうかはわからないが、それから数年後、、、、
彼女はロッキー経由で出てきた男と結婚した。
その男ってのが、チャンと中学のクラスメイトで姓名が同じ山田。
なんとも皮肉なオチがついたもんだ。
山田には、当時の仕事の少し前にアイス製造のバイトの時に会っていた。
喋ったことは無かったが、小学生の時隣のクラス。
3日で辞めたがトイレで少し話した時のあの眼差しは
山田が当時付き合ってたであろう巨乳ナースからアテクシの事聞いてたのだろう。
「こんな奇遇な事があるのかよ・・」な眼差し。今思い返すと。
しばらくして、チャンもマッキー経由から出てきた女と結婚。
マッキーが当初パグオに用意してくれた女と。
祝辞はドリルが読んだ。
新たなる事変が勃発
このコミュニティーはなんかヤだな。
連中と距離を取り始めた矢先、パグオが自宅に電話してきた。
「ア・・アヌス・・
すまねえ・・ほんとすまねえ・・。」
アヌスさんイイヒト
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